【ふりがなつきのページはこちらです。】
平森大規(ひらもり だいき)
法政大学グローバル教養学部助教
ワシントン大学人口学・生態学研究センターExternal Affiliate
早稲田大学SOGI調査研究所招聘研究員
クィア・フェミニズム理論の視点から、セクシュアリティ・ジェンダーに基づく階層・不平等および性的マイノリティ人口について計量的手法を用いて研究しています。特に、(1)性的指向・性自認と社会経済的地位の関連性、(2)計量研究における性的指向・性自認の測定論、(3)性的マイノリティと社会意識、(4)クィア・フェミニスト方法論などに関心があります。
※詳細な研究業績等につきましては、こちらの英文CVをご覧ください。
住所:
〒102-8160 東京都千代田区富士見2-17-1
メールアドレス:
daiki.hiramori.43[at]hosei.ac.jp
研究分野:
- 社会人口学
- クィア・フェミニズム研究
研究キーワード:
- セクシュアリティ・ジェンダー階層論
- 性的指向・性自認の人口学
学歴:
2016年9月-2022年3月
Ph.D.(社会学)
-ワシントン大学大学院
- 博士論文: “Sexuality Stratification in Contemporary Japan: A Study in Sociology“(現代日本におけるセクシュアリティ階層――社会学的研究――)
- 審査委員会:Julie Brines(主査), Jerald R. Herting(副査), Peter Catron(副査), Marieka M. Klawitter(大学院代表、Evans School of Public Policy and Governance)
- 総合試験(Comprehensive Exam):社会階層論(2018年5月)
- 特別専攻(Special Concentration):社会統計学(2017年6月)
2014年9月-2018年6月
フェミニズム研究修了証(Graduate Certificate in Feminist Studies)
-ワシントン大学大学院
2014年9月-2016年6月
M.A.(社会学)
-ワシントン大学大学院
- 修士論文: “Social-Institutional Structures That Matter: An Exploratory Analysis of Sexual/Gender Minority Status and Income in Japan”(問題なのは社会=制度的構造だ――日本における性的マイノリティと収入の探索的分析――)
2009年4月-2014年3月
学士(教養) 主専攻:社会学、副専攻:数学
-国際基督教大学
- 学士論文: “The Effect of Religion on Attitudes toward Same-Sex Sexual Relations: A U.S.-Japan Comparative Quantitative Analysis”(宗教が同性間の性的関係に対する態度にもたらす影響――日米比較計量分析――)
2012年9月-2013年6月
交換留学
-カリフォルニア大学アーバイン校
査読付き論文:
- Hiramori, Daiki, Emily Knaphus-Soran, James Lamar Foster, and Elizabeth Litzler. 2024. “Critically Quantitative: Measuring Community Cultural Wealth on Surveys.” Race Ethnicity and Education 27(6):816-34.
- 三宅大二郎・平森大規,2023,「日本のアロマンティック/アセクシュアル・スペクトラムにおける恋愛的指向の多面性」『ジェンダー&セクシュアリティ』18: 1-25.
- 三宅大二郎・平森大規,2021,「日本におけるアロマンティック/アセクシュアル・スペクトラムの人口学的多様性――『Aro/Ace調査2020』の分析結果から」『人口問題研究』77(2): 206-32.
- Hiramori, Daiki, and Saori Kamano. 2020. “Asking about Sexual Orientation and Gender Identity in Social Surveys in Japan: Findings from the Osaka City Residents’ Survey and Related Preparatory Studies.” Journal of Population Problems 76(4):443-66.(『人口問題研究』77巻1号に、日本語全訳が掲載されています)
- 平森大規,2015,「職場における性的マイノリティの困難――収入および勤続意欲の多変量解析」『ジェンダー&セクシュアリティ』10: 91-118.
査読なし論文:
- 平森大規,2024,「性別を「その他」と回答する人はみな性的マイノリティなのか?――ジェンダー統計の精緻化に向けたクィア人口学的分析」『ジェンダー学会誌』22: 52-65.[招待有り]
- 平森大規,2024,「日本におけるインターセクショナリティの可能性――セクシュアリティ階層論とチカーナ・フェミニズムの視点から」『家族社会学研究』36(2): 191-201.[招待有り]
書籍(分担執筆):
- Hiramori, Daiki, and Saori Kamano. Forthcoming. “Understanding Sexual Orientation Identity, Sexual/Romantic Attraction, and Sexual Behavior beyond Western Societies: The Case of Japan.” Pp. XX-XX in International Handbook on the Demography of Sexuality, edited by A. K. Baumle and Z. O. Tuthill. 2nd ed. Dordrecht, Netherlands: Springer.(ワーキングペーパーがSocArXivにアップロードされています)
- 平森大規,近刊,「社会階層――SOGIに基づく階層・不平等」岩本健良・釜野さおり編『LGBT/SOGIと社会』ミネルヴァ書房,XX-XX.
調査報告書:
- 村木真紀・平森大規・三上純・山脇佳,2021,『職場のLGBT白書――「やるべき事は、まだまだある〜深刻なハラスメントと変化の兆し〜」アンケート調査 niji VOICE 2018, 2019, 2020に寄せられた7,162名の声から』認定NPO法人虹色ダイバーシティ編.
- 釜野さおり・平森大規・石田仁・岩本健良・小山泰代・千年よしみ・藤井ひろみ・布施香奈・山内昌和・吉仲崇,2020,『性的指向における「決めたくない・決めていない」の回答を探る――「性的指向・性自認に関する設問の改善に向けた試験的調査」の結果より』「性的指向と性自認の人口学―日本における研究基盤の構築」(代表 釜野さおり)編,国立社会保障・人口問題研究所 内.
- 釜野さおり・石田仁・岩本健良・小山泰代・千年よしみ・平森大規・藤井ひろみ・布施香奈・山内昌和・吉仲崇,2019,『大阪市民の働き方と暮らしの多様性と共生にかんするアンケート報告書(単純集計結果)』JSPS科研費16H03709「性的指向と性自認の人口学―日本における研究基盤の構築」・「働き方と暮らしの多様性と共生」研究チーム(代表 釜野さおり)編,国立社会保障・人口問題研究所 内.
その他の出版物(一部):
- 岩本健良・平森大規・内藤忍・中野諭,2019,「性的マイノリティの自殺・うつによる社会的損失の試算と非当事者との収入格差に関するサーベイ」JILPTディスカッションペーパー19-05.
- 平森大規,2017,「性的マイノリティが働きやすい職場とは?――『LGBTに関する職場環境アンケート』の分析結果から」『労働調査』561: 10-4.[招待有り]
執筆中の論文等(一部):
- Hiramori, Daiki. “Social-Institutional Structures That Matter: A Quantitative Monograph of Sexual/Gender Minority Status and Earnings in Japan.”(ワーキングペーパーがSocArXivにアップロードされています)
Knaphus-Soran, Emily, Daiki Hiramori, and Elizabeth Litzler. “Anti-Racist Institutional Transformation Matters: How Can Community Cultural Wealth and Counterspace Processes Illuminate Areas for Change?”(学会論文がASEE PEERにアップロードされています)
公開データセット(一部):
- 認定NPO法人虹色ダイバーシティ・平森大規・三上純・山脇佳,2023,『niji VOICE 2022――LGBTQの仕事と暮らしに関するアンケート調査』[MRDF],認定NPO法人虹色ダイバーシティ,東京大学社会科学研究所附属社会調査・データアーカイブ研究センターより入手可.
研究経験(一部):
2022年8月-
研究代表者
-日本学術振興会 科学研究費助成事業 研究活動スタート支援
- 日本におけるクィア計量社会学の可能性(課題番号:22K20202、配分額:2,860,000円)
2022年4月-
協力研究者
-認定NPO法人虹色ダイバーシティ
- niji VOICE〜LGBTQの仕事と暮らしに関するアンケート調査〜
2021年4月-
研究協力者(研究分担者:2022年4月-)
-日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A)
- 性的指向と性自認の人口学の構築――全国無作為抽出調査の実施(課題番号:21H04407、研究代表者:釜野さおり、配分額:40,950,000円)
2018年4月-2024年3月
研究協力者(研究分担者:2022年4月-)
-日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A)
- セクシュアル・マイノリティをめぐる意識の変容と施策に関する研究(課題番号:18H03652、研究代表者:河口和也、配分額:43,030,000円)
2016年4月-2021年3月
研究協力者
-日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
- 性的指向と性自認の人口学――日本における研究基盤の構築(課題番号:16H03709、研究代表者:釜野さおり、配分額:15,730,000円)
2013年10月-2022年3月
研究メンバー(研究員:2018年9月-2022年3月)
-国際基督教大学ジェンダー研究センター
- 特定非営利活動法人虹色ダイバーシティおよび国際基督教大学ジェンダー研究センターの共同研究(LGBTに関する職場環境アンケート)
教育経験(一部):
2022年4月-
助教
-法政大学グローバル教養学部
- Introduction to Sociology
- Introduction to Social Research Methods
- Gender, Sexuality and Society
- Race, Class and Gender I: Concepts & Issues
- Race, Class and Gender II: Global Inequalities
- Advanced Topics in Critical Theory I (Queer Theory)
- Advanced Topics in Critical Theory II (Feminist Theory)
- Reading Skills II
プログラム評価経験:
2017年3月-2022年3月
院生研究助手
-ワシントン大学STEMエクイティ評価研究センター
- Pacific Northwest Louis Stokes Alliance for Minority Participation 内部評価者(社会科学研究者:2019年3月-2022年3月)
- ウェブサイト(英語):http://depts.washington.edu/cerse/
所属学会:
- American Sociological Association(2016-)
- Population Association of America(2016-)
- International Sociological Association(2019-)
- 日本社会学会(2019-)
- 日本人口学会(2022-)
- 日本家族社会学会(2022-)
資格:
- 専門社会調査士(社会調査協会)